納豆しじみ汁を作ってみる

納豆しじみ汁を作ってみる

納豆汁は1970年代に永谷園さんがインスタントを発売したことで一気に全国区となりましたが、もともとは日本海側の寒いところ、秋田県~山形県の郷土料理です。
実際に本場で食べてみると、永谷園さんが確立した商品とはだいぶイメージの異なる食べ物だということに気づきます。

インスタントの納豆汁は、みそ汁にひきわり納豆が浮かんでいる感じ。
それに対して本場の納豆汁は、すりつぶした納豆がとろみとなって味噌と混然一体となった具だくさんな料理といった感じでした。
(もちろん郷土料理ですのでご家庭によって様々だとは思いますが、秋田の納豆屋さんに習ったことがありまして、その時のものはそうでした)

納豆しじみ汁①材料

【材料】
冷凍しじみ:70g
里いも(大きめ):1個
粒納豆:1パック=80g
油揚げ:小1枚
豆腐:小1パック
米味噌18g+豆味噌(八丁味噌)2g
あさつき:彩りでお好み量
水:400mL

納豆しじみ汁②里芋の下処理

まずは里芋の下処理。
500Wで3分レンジで加熱したら両端を切り落とし、水の中で皮を剥きます(ぬるっと剥がれます)。そうしたらある程度厚めに、1.5cm厚くらいにスライスします。

納豆しじみ汁③納豆とすり鉢

大豆の粒の原形がなくなってしまうくらいまで、納豆をすり鉢ですりつぶします。

納豆しじみ汁④すりつぶした粒納豆

ここからしじみの出番です。

納豆しじみ汁⑤里芋をしじみで煮ていく

冷凍しじみは解凍せず、表面をさっと水で流してから使用します(剥離した薄い貝殻片が付着しているかもしれないので)。

ぐつぐつ沸騰している鍋にしじみを入れて、くちが開いたら弱火にして里芋を煮込んでいきます。里芋は電子レンジ加熱してありますので固いということはなく、しじみの風味が染み込むくらいでOKです。

納豆しじみ汁⑥この状態では里芋のしじみ汁

油揚げも入れて、味噌を溶かします。
この段階ではしじみ貝でダシをとった「里芋と油揚げのおみそ汁」ですが、ここから…。

納豆しじみ汁⑦納豆をみそ汁で溶く

納豆をすりつぶしたさきほどのすり鉢に、みそ汁を掬い入れて混ぜ合わせ、それを鍋にもどしていきます。

納豆しじみ汁⑧豆腐も入れてひと煮立ち

あとは豆腐を入れて、ぐらりひと煮立ち。
秋田の人に「ぜったいに加熱し過ぎてはいけない」と強く念押しされたので、それを守っています。

納豆しじみ汁⑨完成

ねぎを散らして完成です。
さすがに納豆の風味のまえでは、しじみの奥ゆかしい風味はマスキングされてしまいますが、とろみに熱がたくわえられ、熱いどろっとした栄養がからだの中に流れ込んできて、芯からあったまる感じがします。

そして、「これと白米さえあれば朝ごはん成立!」「何杯でもご飯が食べられそう」です。
もう少しして、肌寒い時期になったらぜひ試してみてくださいね。

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